タツナミガイの生態と紫汁の正体は?餌と販売値段はどれくらい?

海に遊びに行ったとき、水の中で「ぶにっ」としたものを踏んで驚いた経験はないですか?

紫色の汁を出すアメフラシは岩の色にもよく似ており、思わず接触してしまうことが少なくありません。

このアメフラシによく似た生き物である「タツナミガイ」も紫色の液体を出すんです。

今回はそんなタツナミガイの生態や餌、販売値段についてご紹介します。

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タツナミガイの生態

タツナミガイは軟体動物門の腹足鋼後鰓目に属する生き物です。

紫色の液体を出すことでおなじみのアメフラシとよく似ており、アメフラシ科に分類されています。

日本では房総半島以南の太平洋側でよく見ることができます。

国外ではハワイやメキシコなどでも分布が確認されています。

体長は20㎝ほどで、時には30㎝に近づくこともある大型の軟体動物です。

体色は褐色のものから灰褐色、水色や緑色を帯びたものなど様々で、不明瞭なまだら模様もあります。

体表には小さな白っぽい突起がみられますが、とても柔らかいため水から上げて観察するときには見えにくくなってしまうかもしれません。

タツナミガイもアメフラシも、本来は貝の仲間です。

進化の過程で貝殻が退化しましたが、体の中には小さく平べったい貝の名残が残っています。

昼間は動きも遅く、砂に埋もれたり岩に擬態するなどしてあまり動きませんが、夜になると活動が活発になります。

餌となる海藻類をさがして岩場や海底を動き回ります。

5月から6月が産卵シーズンです。

タツナミガイの卵は俗に「ウミゾウメン」とよばれるアメフラシの卵によく似ていますが、アメフラシが鮮やかなオレンジ色の卵を産むのに対し、タツナミガイは緑っぽい色の卵を産みます。

タツナミガイが出す紫色の液体

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アメフラシが刺激されると紫色の液体を出すように、タツナミガイも紫色の液体を放出します。

この紫色の液体には外敵を驚かし、目くらましとなる効果があるのです。

身の危険を感じた時に体の後方にある出水管というところから噴出されます。

紫の液体には他の生物が嫌う忌避物質も含まれているといわれています。

タツナミガイの餌

タツナミガイは植物食の生き物で、自然界では海藻を中心として食べています。

岩に生えたラン藻(シアノバクテリア)なども食べることができます。

海水のアクアリウムをもっている人はこの食性を利用し、水槽のコケ対策のためにタツナミガイを飼育することが少なくありません。

しかし水槽で飼育した場合は、コケがなくなるとタツナミガイも弱っていってしまうため、長期の飼育は難しいといわれています。

 タツナミガイは食べられるのか

国内においてアメフラシはごく一部の地域で食用とされますが、タツナミガイは食材として使われることがありません。

ただし、海外では内臓などを食用とする場合もあるようです。

また、タツナミガイの卵は細いそうめんのような糸状をしていますが、フィリピンではこれを生食する文化があることも確認されています。

タツナミガイの販売値段

前述の通り、タツナミガイは海水アクアリウムをしている人たちに人気です。

海水魚やウミウシなどを扱っているペットショップで販売されていることがありますが、値段は2000円ほどのことが多いようです。

比較的高額な値段に加え、長生きさせることとが難しい生き物ですので、購入をお考えの場合は慎重に検討してみてください。

まとめ

・タツナミガイは浅瀬に分布し、海藻を食べて生息している

・タツナミガイの紫の液体には他の生物が嫌う忌避物質も含まれている

・タツナミガイの値段はペットショップで2000円ほど

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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