なぜ潮(海水面)は満ち干きするのか?
しかも、ものすごく潮が引くこともあればそれほど引かないこともありますよね。
あまり気にしたことがなかったですか、満潮や干潮になるのにはちゃんとした仕組みがあります。
今回はその潮の満ち引きの仕組みについて深掘り・解説をしていきます!
満潮と干潮とは?
海面の水位(潮位)は約半日の周期でゆっくり上下を繰り返しています。
この現象は『潮汐(ちょうせき)』と言います。
【用語解説】
海水面が最も高くなる時
『満潮(まんちょう)・満ち潮・高潮』海水面が最も低くなる時
『干潮(かんちょう)・引き潮・低潮』
実はこの潮汐という現象は他の天体の影響で起こっている現象です。
地球の場合は主に月の引力の影響を強く受けています。
そのため、海だけではなく、大きな湖沼でも満ち干きがあるそうです!
日本の場合だと琵琶湖や霞ヶ浦でも同じ現象が起きています。
潮の満ち引きの仕組み・原因
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潮の満ち干き・潮汐は“月が地球に及ぼす引力”と“地球が月と地球の共通の重心の周りを回転することで生じる遠心力”の二つを合わせた“起潮力”によって生じています。
その図がこちら
地球は1日に一度自転するので地球上のほとんどの場所では、1日に2回満潮と干潮を迎えています。
また、この干満の差は海岸の場所・地形によって違いがあるようです。
一般的に海岸の傾斜がゆるい方が干満の差は激しいと言われています。
よく潮干狩りで人が流される事故が起きるのは遠浅な場所なので干満の差が激しいからですね。
そのため、潮干狩りの時に陸から離れた場所にいて潮が満ちてきたら急いで戻る必要があります^^;
大潮と小潮
地球に対して月と太陽が直線上に重なっているときは、月と太陽の起潮力の方向が同一になるので潮位差が大きくなります。
これがいわゆる『大潮』というやつです!
また反対に太陽と月が直角方向に位置しているときは、それぞれの起潮力の方向がずれるので満ち干きが小さくなります。
これが『小潮』にあたります。
そのため、新月や満月のときに『大潮』、上弦の月と下弦の月のときは『小潮』になりますね!
この潮の満ち干きの大きさは季節でも変動します。
日本でいう夏や秋にかけて潮位が高くなる傾向があります。
まとめ
・海面の水位(潮位)は約半日の周期でゆっくり上下を繰り返している
・潮の満ち干きは『潮汐(ちょうせき)』と言って天体が及ぼす力で起きている
・潮汐には太陽と月と言った天体が大きく関わっている
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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