海の水がしょっぱくて飲めない理由は?海水に含まれる物質と塩分濃度について

「海水はしょっぱい」という事実は、大人はもちろんのこと、小さな子どもでも知っている常識です。

しかし、「なぜ海水がしょっぱいのか?」という疑問に答えられる大人はそう多くないでしょう。

様々な生き物をはぐくむ海。その海がどのようにしてできたのか、どんな成分が含まれているかを知ることは、海に囲まれた国に住む私たちにとって重要なことです。

今回は、海水しょっぱい理由や海水に含まれている物質塩分濃度について紹介していきます。

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 海水がしょっぱい理由

地球ができたのが約46億年前、長い期間大量の雨が降り地球上に海ができたのが約43億年前といわれています。

地球ができたばかりのころ、地表にはマグマが流れ、大気には水蒸気や塩素ガスが充満していました。

やがて地球の温度が下がって雨が降り始めると、空気中の塩素ガスが雨に溶け込み、強い酸性の液体となって地表に降り注ぐようになります。

これが海の始まりですが、海ができたばかりのころの海水はたくさんの塩素が溶け込んだ強い酸性の液体だったのです。

海水中の塩素は岩石に含まれていたナトリウムなどと反応し、長い時間をかけて酸性が中和されていきました。

そして中和反応の結果、塩化ナトリウムなどの塩類が生じたのです。

これが海水がしょっぱい液体になった理由です。

海水に含まれている物質

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海水には実に様々な成分が含まれており、周期表にある元素のうちの100種ほどが何らかの形で海水中に存在するといわれています。

平均的な海水の成分は、約96.5%が水、残りの約3.5%はさまざまな塩類です。

私たちが食卓で使う塩は塩化ナトリウムですが、海水には塩化ナトリウム以外の塩類もたくさん含まれています。

塩類のうち、塩化ナトリウムは80%弱、他に塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫化カルシウム、塩化カリウムなどです。

海水の塩分濃度

平均的な海水の塩分濃度は前述した通り3.5%ほどですが、地域によってその濃度は微妙に異なります。

川の水が流れ込むところや、氷山など大きな氷が落ちて溶けだすような地点では塩分濃度が低くなり、3.1%ほどになるところもあるのです。

逆に、気温が高くて水分が蒸発しやすかったり、雨が少ないような地域では塩分濃度が他の海よりも高くなり、3.5%よりも大きくなります。

世界中の海で最も塩分濃度が高い外洋は、アフリカ大陸とアラビア半島に挟まれた紅海であるといわれています。

ちなみに一般的な家庭で使用される濃口しょうゆの塩分濃度は16%前後です。

 海水が飲めない理由

醤油よりもずっと塩分濃度が低い海水。

飲んでも問題ないのでは…?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、海水を飲んでものどの渇きを癒すことはできないんです。

濃度の異なる液体が触れ合うと、濃度の薄い方から濃い方へと水分子が移動します。

海水のような塩分濃度の高いものを体内に入れると、体の細胞からは水分が奪われてしまうのです。

もし海で遭難してのどが渇いてしまっても、絶対に海水を飲んではいけません。

体から水分が失われ、余計に喉が渇くという結果になってしまいます。

どうしても海水を飲みたければ、蒸留するなどして塩分を取り除く必要があるのです。

まとめ

・海水中の塩素は岩石に含まれていたナトリウムなどと反応し、長い時間をかけて酸性が中和したことで塩化ナトリウムが生じてしょっぱくなった

・平均的な海水の成分は、約96.5%が水、残りの約3.5%はさまざまな塩類

・海水のような塩分濃度の高いものを体内に入れると、体の細胞からは水分が奪われてしまうため飲めない

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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