アメフラシというと身の危険を感じると紫色の体液を出す生き物というイメージが強いですね。
よくアメフラシが多い時期に磯観察をしていると海に焼きそばのようなものが落ちていることがあります。
知らない人はびっくりすると思いますが、黄色い目立つ麺類が落ちていればアメフラシの卵と考えていいはずです!
そして、実はその卵は食べられるとか…。
今回はアメフラシの卵は食べられるのか、料理で扱われている地域について深掘りしていきます。
アメフラシの卵
アメフラシの卵は黄色く細長い麺のような見た目をしています。
アメフラシの卵と言わずにラーメンとして出してもわからないくらいビジュアルは麺ですね!笑
その見た目からか別名『海素麺(うみそーめん)』と呼ばれています。
離れてみるとそのように見えますが、それは卵塊でカエルの卵のような状態になっています。
一匹のアメフラシが産む卵の数は数万個程です。
卵をよく見ると中に小さな粒が大量に入っていることがわかります!
卵は食べられるの?
アメフラシの卵は昔から郷土食として食べられているようです!
コレを最初に食べようと思った人はすごい考えの持ち主ですね…笑
実際にこれを食べている人もいるようですが、そこに棲むアメフラシが食べている海藻によっては毒が含まれている可能性があるので食すのには適していません。
ただ、島根県の隠岐島や千葉県の南部ではアメフラシも煮付けにしたりして食べるそうです!
不思議とそこにいるアメフラシには毒がないとか…。
なので食べる場合は基本的に“自己責任”ということですね!
卵は料理として扱われている?
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アメフラシというと島根県や千葉県が有名ですが、アメフラシの卵塊については富山県でも食べられているそうです!
しかも、居酒屋のメニューの一つ『海そうめん』として扱われています。
そのままだとベチャッとしていますが、湯通しすると柔らかくなるので、水洗いしてから三杯酢をかけて生姜をのせれば完成です!
独特の食感をしていて海ぶどうに似ていると言われています。
アメフラシは海藻を食べていることもあって、海藻の味がするそうです!
ただ、海藻とは思えない食感で海藻の味を楽しめるのが魅力なのかもしれませんね。
北陸に行くことがあればぜひ一度食べてみたいと思います!
さすがに野生のものを自分で捕まえて食べるのが気が引けますが…笑
まとめ
・アメフラシの卵は海素麺と呼ばれ、ラーメンのような見た目をしている
・卵は食べられている地域もあるが生息地によっては毒素が含まれている可能性がある
・北陸では海そうめんという料理として出しているお店がある
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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