地球上で最も大きくなるペンギンといえばコウテイペンギンですが、2番目に大きくなるのは何ペンギンでしょうか?
正解は「オウサマペンギン」、またの名は「キングペンギン」です。
「皇帝」と「王様」という、どちらも高貴な名前をもち、混同されやすいこれらのペンギンですが、生息場所や赤ちゃんの様子には大きな違いがあります。
今回はそんなオウサマペンギンの生態や性格、大きさや赤ちゃんについてご紹介します。
オウサマペンギンの生態
オウサマペンギンは鳥綱ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属の生き物です。
英名から「キングペンギン」と呼ばれることもしばしばあります。
同じ属にコウテイペンギン(別名エンペラーペンギン)がおり、その姿かたちはよく似ていますが、コウテイペンギンは南極大陸を中心に分布するのに対し、オウサマペンギンは亜南極の島々に点在して繁殖するため、生息域が分かれています。
頭やフリッパーが黒、背中や脚が灰色、腹部は白というはっきりした体色をしています。
また、側頭部と胸部はオレンジ色を帯びます。
側頭部の色がコウテイペンギンのものよりも濃いオレンジ色になる点は、コウテイペンギンとオウサマペンギンを見分けるポイントの一つです。
繁殖期以外は繁殖地となる島々の周辺の外洋で、群れをつくって暮らしています。
餌は魚類が中心ですが、イカなどの軟体動物や甲殻類を食べることもあります。
泳ぎがうまく、餌を探してかなり深いところまで潜水することができます。
なんと7分以上も潜水することができた、というデータもあるのです。
オウサマペンギンの性格
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オウサマペンギンの性格は比較的穏やかでおとなしいといわれています。
繁殖期には強い縄張り意識が芽生えますが、対象は同じオウサマペンギンに限られ、他のペンギンが縄張り内を通過しても攻撃を仕掛けたりすることはほとんどありません。
普段から群れで生活しているためか、基本的には集団生活になれているようです。
オウサマペンギンの大きさ
オウサマペンギンはペンギンの仲間の中でも大型の種。
最大体長はコウテイペンギンについで2番目に大きくなります。
平均して体長は85~95㎝、体重は10~15㎏ほどです。
オウサマペンギンの赤ちゃん
12月から1月ごろ(南半球の真夏)には産卵シーズンとなり、繁殖地の海岸にたくさんのオウサマペンギンが集まります。
オウサマペンギンのメスは1回に1つの卵を産み、オスとメスが交代で2か月ほどの間温めると、ヒナが誕生します。
オウサマペンギンのヒナは全身が茶色の羽毛に覆われており、親の姿とはかなり異なる見た目をしています。
1年ほどたつと茶色の毛が抜けて親と同じ見た目になりますが、それまではまるで別の種類のペンギンのようです。
また、よく話題に上がるのはその大きさ。
卵からかえったばかりの時は親よりも体長が小さいですが、厳しい冬を乗り越えるためにたくさんのエサを親からもらうと、親よりも大きなサイズまで成長してしまいます。
それでも餌が取れない冬を乗り越えると、増えた体重も半分以下にまで減ってしまいます。
冬が来る前までに大きく太れなかったヒナは、冬の間に死んでしまうことも少なくないのです。
まとめ
・オウサマペンギンは英名から「キングペンギン」と呼ばれることもしばしばある
・オウサマペンギンは性格は比較的穏やかでおとなしい
・オウサマペンギンは平均して体長は85~95㎝、体重は10~15㎏ほど
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コウテイペンギンの生態や性格は?最大身長など大きさや赤ちゃんについても
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