似たようなの海獣類の仲間でジュゴンとマナティがいますね。
見た目は似ているかもしれませんが、全く違う生き物だと言われています。
海に生きる動物で人魚と思われていたこともあったようです。
今回はそんなジュゴンとマナティの違いについて深掘りしていきます!
ジュゴンとマナティの違い
ジュゴンとマナティはカイギュウ目に属する仲間です。
海に生きる哺乳類なので元々はクジラやアザラシなどに近い動物だと考えられていました。
しかし、実際にはクジラやアザラシと系統的に関係なく、ゾウに近い動物だと今は言われています!
これはちょっと意外でしたね。
ぱっと見ではジュゴンもマナティも似ているのですが、細かい部分を見ていくと違うところが色々あります。
ジュゴン
ジュゴンの大きさは全長300cm、体重は450kgほどです。
体色は灰色でお腹は少し白っぽくなっています。
全身滑らかな皮膚をしており、よく見ると長くて柔らかい毛と短い剛毛で覆われています!
熱帯や亜熱帯の浅海に生息しており、日本では南西諸島で目撃例が数回あるようです。
マナティを大きく違ってジュゴンは海の底に生えている海藻を主に食べます。
そのため、海底にある海藻を食べやすいように口が下の方についているのも特徴的です!
マナティ
マナティの大きさは最大種であるアメリカマナティーで体長390cm、体重は1500kgとジュゴンよりやや大きめです。
全身の皮膚はジュゴンと違い、苔やフジツボがついていることが多いです。
ジュゴンとは棲む場所が大きく異なり、河川や湖、沿岸などに生息しています。
海水域にも生息するのですが、アマゾンマナティに至っては淡水域にのみ生息するようです
食性は植物色で、海藻や水生植物を食べます。
浮いているものや水辺に生える陸生植物も食べるからかジュゴンに比べて、口は上の方についています。
水族館では水草で有名なホテイアオイなんかを与えているみたいですね!
ジュゴンとマナティの見分け方
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先程に挙げた皮膚や口の付き方以外にも見分けるポイントがあります。
一番わかりやすいの尾びれです!
ジュゴンの尾びれは三角形、マナティの尾びれはしゃもじ型。 pic.twitter.com/5U7IdbiFMv
— おもしろ雑学満載♪ (@gazoudewaraou) 2016年10月31日
ジュゴンは尾びれが三角形をしており、マナティはしゃも形をしています。
尾を見れば違いは一目瞭然ですね!
他にも細かい部分ですが、マナティには爪があります。
この爪を見るとゾウの仲間から枝分かれしたことがなんとなく伝わってきますね!
また、マナティは前肢に肘があります。
個人的にはこのような特徴があることからマナティの方がゾウの祖先に近いのではないかと思っています。
人魚だと考えられていた?
ジュゴンとマナティはその姿から人魚伝説のモデルとなった?と言われています。
ただ、ジュゴンが最初に発見されたのは16世紀で人魚伝説はそれよりも古くからあるもののようです。
個人的にはどちらも人魚にしては大きすぎるのと太り過ぎているように思えます 笑
ただ、哺乳類という点では人に近いのかもしれませんが!
まとめ
・ジュゴンとマナティは棲む場所が全く異なる
・尾びれを確認することで簡単に見分けることができる
・人魚伝説はマナティやジュゴンの発見より前から確立されていた
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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