潮干狩りなんかに行くとよく見かける大きな貝がバカガイです。
日本では古くから食用できる貝として馴染みが不快ですね。
そこで気になるのがなぜ”バカガイ”という名前なのか…
小さいころは”馬鹿貝“と思っていましたが名前の由来には諸説あるようです。
今回はバカガイの名前について深掘りしていきます!
バカガイの生態
バカガイは殻の長さ8cmほどで、貝殻が非常に薄くて脆いのが特徴です。
外側は黄褐色の殻皮があり、貝殻の付け根(後端部)は淡い紫色をしています。
バカガイは貝のベロンとしている斧足と呼ばれる部分が非常に発達しており、砂に潜るのがとても早いです。
さらに面白いのはバカガイは斧足を使ってジャンプすることができ、それだけで外敵から逃げることもあるようです!
バカガイの名前の由来は?
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一見不名誉な名前が付けられているバカガイですが、名前の由来については諸説あります。
よく言われているのは非常に貝殻が薄く割れやすいことから『破家貝(バカガイ)』と名付けられたと言われています。
これはなんとなく納得できますね。バカガイは熊手で引っ掛けるとすぐ割れてしまうので。
もう一つは一度に大量に獲れることから『バカみたいに多く獲れる貝』という説です。
他にも多々あり、
・いつも口を空けていて斧足を出している様がバカに見えるから
・昔良く取れた現在の千葉県・幕張の地名『馬加(まくわり)』を音読みして『バカガイ』となったというもの。
・馬鹿がハマグリと勘違いして喜ぶ貝という意味
・よく口を空けていて鳥に食べられる馬鹿な様から
・いる場所を変える『場替え貝』から由来する
などなどどれもなんとなくわかるような説がいっぱいあります。
個人的には殻が薄いから『破家貝』と付いたのがしっくりきますね。
けれどバカ繋がりの由来も多くあるので、個人的にはダブルミーニングと捉えています。
バカガイからすれば色んな事を言われていい迷惑だと思いますがね^^;笑
バカガイをアオヤギと呼ぶ理由
また、バカガイは寿司のネタや食品として『青柳(アオヤギ)』とも呼ばれています。
もしかしたらこちらの呼び方に馴染みがある人も多いかもしれませんね。
こう呼ばれるのは江戸時代の寿司職人が品書きに『馬鹿貝』と解せない名前を使いたくなかったことから、よく取れる地域の名前の”青柳(現在の千葉県市原市)”から付いたと言われています。
そのため、バカガイの身は俗称として『アオヤギ』と呼ばれるようになったそうです。
砂抜きしづらい貝なので潮干狩りで持って帰る人は少ないですが、美味しい貝なのでたまに食べたくなりますね^^!
まとめ
・バカガイは大きさ8cmほどで貝殻が薄い二枚貝の仲間
・バカ貝の名前の由来は諸説あり、地名やバカにちなんだものや破れやすい貝というものもある
・アオヤギと呼ばれるのは昔の寿司職人のこだわりがもととなっている
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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