日本人が大好きなズワイガニには、地域によって様々な別名が付けられています。
「松葉ガニ」や「越前ガニ」などという名前は、みなさん聞いたことがあるでしょう。
今回は、ズワイガニにつけられた別名の一つである「津居山ガニ(ついやまがに)」をご紹介します。
津居山ガニとは、どこで獲れるズワイガニなのでしょうか?
旬の時期や漁期などについてもお届けします!
津居山ガニの旬の時期
津居山ガニは兵庫県の北東部、豊岡市にある津居山漁港で水揚げされたズワイガニのオスを指す呼び名です。
山陰地方で水揚げされたズワイガニのオスは広く「松葉ガニ」と呼ばれますので、津居山ガニは松葉ガニの一種とみなすこともできます。
津居山ガニが一年で一番おいしくなるのが冬場です。
海水温が下がると、ズワイガニは味や身のつまりが良くなっていきます。
冬にとれたての津居山ガニを食べれば、そのプリプリとした肉質や甘み、うまみに夢中になってしまうこと間違いなしです。
津居山漁港では、小型船だけでなく大型船でも漁がおこなわれているため、比較的供給量は安定しているといわれています。
水揚げされ、厳しい検査を潜り抜けた津居山のズワイガニは、まさに選ばれしエリート!
津居山ガニに認められた個体には、必ずブルーのタグが付けられます。
近年はインターネットショッピングなどでも購入できるようになりましたが、あまりに安すぎる「津居山ガニ」には注意しましょう。
悪質な業者は産地を偽ってズワイガニを販売することがあります。
きちんとブルーのタグが付いているかをチェックし、津居山ガニであることを確認するようにすることが大切です。
津居山ガニ漁の解禁と漁期間
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津居山ガニの漁は基本的に11月6日が解禁日となります。
底引き網で漁がおこなわれるのは約5か月間。
厳冬期を超え、翌年の3月20日までが例年の漁期です。
日本海の冬の海はしける日も多く、あまりに天候が悪い日は漁に出られないこともあります。
そんな時はズワイガニの値段も上がりがちですが、やはり冬のとれたて津居山ガニは冷凍ものに比べられない美味しさがあるんです。
津居山ガニに漁期がある理由
津居山ガニの漁には漁期だけでなく、シーズンを通した漁獲量の制限や、甲羅の大きさによる漁獲サイズの制限が設けられています。
これは津居山に限ったことではなく、日本国内で水揚げされるズワイガニ全体に定められた制限で、TAC制度とよばれるものです。
この制度はズワイガニを含め、私たちの食生活に重要な海産物の「資源保護」を目的に定められています。
昔は小型の船で行われていたズワイガニ漁ですが、需要の増加や漁船や漁具の進化にともなって年々漁獲量を増やしていました。
獲りすぎの時代が続いた結果、1980年代から漁獲量は減り続け、ズワイガニという資源の極端な減少が明らかになったのです。
何の制限もなく漁を続けていては、津居山ガニを含めたズワイガニが日本の周辺から姿を消してしまいます。
それを防ぐため、ズワイガニ漁には漁期をはじめとする制限が設けられるようになりました。
おいしい津居山ガニがこれからもずっと楽しめるよう、漁期の中でおいしくいただきましょう!
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まとめ
・津居山ガニの旬は漁が解禁される冬の時期のみ
・津居山ガニの漁期は例年11月6日から3月20日まで
・津居山ガニに漁期があるのは資源保護のため
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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