タラバガニ食べるカニとして有名ですね。
とても美味しいことから古くから食用として珍重されています。
でも実はタラバガニは『カニじゃない』んです!
今回は食用のカニとして親しまれているタラバガニについて深掘りしていきます。
タラバガニはカニではなくヤドカリの仲間?
名前に『カニ』とあるのでカニだと思ってしまいますが、タラバガニはれっきとしたヤドカリの仲間なんです。
ヤドカリの仲間は宿となる貝殻のあるかないかで区別されているわけではありません。
姿形の違いは色々ありますが、カニとヤドカリを区別する上では『足の数』が重要になってきます!
同じく食用のカニとして人気の高いズワイガニとタラバガニを比較してみましょう。
一目瞭然ですがズワイガニは脚が5対(10本)に対して、タラバガニは脚が4対(8本)なんです。
比較的身近で見つけることのできるカニも脚は5対だということが確認できます。
それに対してヤドカリの仲間はみんな脚が4対です。
こちらは沖縄にいるヤシガニという種類の生き物です!
同じく『カニ』と名前につきますが、ヤドカリの仲間に分類されています。
カニじゃないのにタラバガニという名前なの?
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確かにヤドカリなのに『カニ』とつくのは学術的には問題があります。
しかし、広く普及している名前を重視する姿勢があったため、改名されずにそのまま使われているそうです。
これはカニ以外にも言えることで日本ではタヌキのことをアナグマ、アナグマをタヌキと呼ぶ地域もあるように名前に関して結構ルーズなところがあります…笑
名前の『タラバ』というのは生息域がタラの漁場である『鱈場』と重なっていたため、その名が付きました!
また、先程比較で出したヤシガニも『カニ』と名前に付いているように殻がなくてカニに見えるものは『~ガニ』と付けられてしまっているようです。
他にも『ハナサキガニ』や『アブラガニ』も脚が4対なのでヤドカリの仲間ということになりますね。
普段あまり気にしないことかもしれませんが、カニだと思っていたものがヤドカリだったというのは何だか不思議な気分です。
あとズワイガニや毛ガニと比較すると脚が2本少ないということになるので、少し損(?)なのかもしれません!笑
まとめ
・タラバガニはカニじゃなくヤドカリの仲間だった
・カニとヤドカリの違いは脚の本数で区別することができる
・タラバガニ以外にもハナサキガニやアブラガニもヤドカリの仲間
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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