日本海に面した地域を中心に、各地の名物となっているズワイガニ。
越前ガニや間人ガニなど、有名なブランド名のついたズワイガニは高値で取引され、冬の味覚の王者として君臨しています。
今回はそんなブランドズワイガニの1種である「柴山ガニ(しばやまがに)」をご紹介。
旬の時期や漁の解禁日、期間などの情報がまとめてわかっちゃいますよ!
柴山ガニの旬の時期
柴山ガニは兵庫県の香住町にある柴山漁港で水揚げされるズワイガニのことを指します。
山陰地方で水揚げされたズワイガニは広く「松葉ガニ」と呼ばれますが、水揚げ港ごとに「柴山ガニ」や「間人ガニ」「津居山ガニ」などと細分化されているんです。
味、見た目、品質のどれをとっても最高レベルの松葉ガニですが、なかでも柴山ガニは厳格な「ランク分け」があることで有名です。
脚の損傷の有無や甲羅の色、大きさ、汚れ具合、身の入り方など、たくさんの項目をチェックされたズワイガニは最終的に110ものランクに分けられ、それぞれに値段が設定されます。
110のランクの上位は「番ガニ」とよばれ、特別なピンク色のタグをつけて出荷されるのです。
柴山ガニを食べるのにベストなシーズンは冬、12月から1月ごろです。
冷たい海水にさらされるとズワイガニは甘みが増すだけでなく、身のつまりやプリプリ感もよくなります。
また、冬は漁が盛んにおこなわれる時期でもあるため、獲りたての柴山ガニが楽しめる時期でもあるんです。
柴山ガニ漁の解禁と漁期間
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柴山ガニの漁は例年11月6日に解禁され、翌年3月20日までの約5か月間行われます。
1年の半分以下という短い期間ですが、漁期の間は連日たくさんの船が港を行き来し、大変活気のある様子が見られます。
漁船が海からかえってきた後も、柴山ガニの選別や競り、加工などが行われるため、漁港はたくさんの人でにぎやかです。
柴山港周辺にはとれたての柴山ガニを使った料理を出してくれる宿もあります。
ぜひ漁期の間に柴山を訪れてみましょう!
カニ好きにはたまらない旅行になるはずです。
柴山ガニに漁期がある理由
柴山ガニだけでなく、日本で漁がおこなわれるズワイガニにはいずれも漁期が定められています。
日本人は昔からズワイガニが大好きで、過去には現在よりも多いズワイガニの水揚げがありました。
需要の高まりに加え、漁船の大型化や漁具の進化によって、ズワイガニの水揚げ量は年々増加。
際限なく獲り続けた結果、1980年代から一気に漁獲量が減ってしまったのです。
獲りすぎによってズワイガニの数が激減した反省から、国内のズワイガニ漁には漁期や漁獲量、漁獲可能サイズなどに制限が課されるようになりました。
つまり、柴山ガニに漁期があるのは「獲りすぎを防いで資源を保護するため」です。
ちなみに、メスのズワイガニはオスよりも漁期が短く、わずか2か月間ほどとなっています。
これは、メスは卵を産んで次世代のカニを育てなくてはならないからです。
この先もずっと柴山ガニ漁が続けられるよう、漁期や漁獲量の制限はとても大切。
貴重な海の恵みであるズワイガニをいただくときには、1口1口味わって食べたいものですね!
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まとめ
・柴山ガニの旬は漁が解禁されている冬の間
・柴山ガニの漁期は、例年であれば11月6日から3月20日まで
・柴山ガニに漁期があるのは資源保護のため
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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