カブトガニというと日本では絶滅危惧種や天然記念物というイメージが強いですね。
しかし、海外では主に医療分野でカブトガニが利用されています。
なんでもカブトガニの血液が細菌汚染試験に利用できるそうです。
今回はそんなカブトガニの血液の成分や効果、値段などについて深掘りしていきます。
カブトガニの生態
カブトガニは背中が広く大きな甲羅に覆われた甲殻類の仲間です。
古生代からずーっと姿が変わっていないので生きた化石と呼ばれていますね。
私はこのカブトガニがとてもカッコよくて子どもの頃から憧れの生き物でした!笑
ポケモンなんかでは”カブト”や”カブトプス”のモデルになっています。
実物の大きさは全長50-80cmほどでかなり大型の甲殻類と言えますね。
カブトガニの生息地
カブトガニは干潟のように泥が溜まっている海底に生息しています。
日本では古くから瀬戸内海でよく見られたようです。
ただ、美味しく食べられるわけでもなく、特に利用方法がなかったことから漁の邪魔者として嫌われていました。
現在はこのカブトガニが人類にとってなくてはならない存在になっているとも言われています。
カブトガニの血の成分と効果は?
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医療の現場ではカブトガニの血液が細菌汚染試験に利用されており、多くの人の命を救っているとのこと…。
カブトガニの血液には細菌内の毒素を反応し、汚染があった場合は凝固してその毒素を閉じ込める効能を持っています。
さらにその反応が敏感でかなり微細なレベルでの汚染であっても反応するそうです。
別件として驚きなのは血の色が青いということです!
人間の血液は赤なので正反対の色なだけにびっくりしますよね…。
私たちの血液にはヘモグロビンに鉄が含まれているのですが、甲殻類はその代わりに銅が含まれていることから青い血液をしているそうです。
また、カブトガニの血液を抽出した液体は主にアメリカで作られています。
さらにはカブトガニの血液中に含まれるタキプレシンという毒性の強い成分があり、HIVの特効薬としても利用できる可能性があるとか…。
これだけ聞くと医療分野ではカブトガニは無くてはならない存在になりそうですね。
カブトガニの血の値段はどのくらい?
ただ、ここで問題視されているのは抽出液の作成によってカブトガニの個体数が恐ろしく減ってしまうことです。
血液を採取した後は海に戻されるのですが、献血をすることで多いと3割近くのカブトガニが死んでしまいます。
その希少性もあってかカブトガニの血液抽出液は1リットルで約170万円もするそうです…!
まとめ
・カブトガニは背中側が大きな甲羅に覆われた大型甲殻類の仲間
・カブトガニの血液には細菌内の毒素に反応する成分が含まれている
・カブトガニの血液は医療分野で幅広く用いられる可能性があり、1リットル170万円ほどで扱われる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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