ガンガゼというウニの仲間を知っている人は多いです。
何より危険生物として有名ですよね。
見た目からして危なそうな生き物ですが、鋭い棘には毒があるとか…。
今回はガンガゼの棘にある毒や刺された時の対処法について深掘りしてきます。
ガンガゼの生態
ガンガゼは全体的に黒・紫色をしたウニの仲間になります。
胴体の大きさは直径5~9cmほどですが、何より特徴的なのは30cm近くある長い棘があることです!
また、殻の上にある開口部はまるで”目”のような黄色いものが目立ちます。
私はよくダイビングをするのですが、ガンガゼの上を泳いでいると開口部と目が合っている気がしてとても不気味です…。笑
ガンガゼの棘には毒があるの?
ガンガゼの棘にはタンパク質性の毒があることが知られています。
毒については詳しいことは解明されていないのが実情です。
人の命を脅かすようなものではありませんが、刺さると激しい痛みを伴います。
さらにはガンガゼの棘には”返し”がついており、刺さったまま折れると皮膚の中に残ってしまうことも…。
特にダイビング中などはガンガゼがいることに気づかないまま手をついてしまって刺されることが多いです。
ガンガゼに刺された時の対処法
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もしも、ガンガゼの棘に刺されてしまった場合、基本的には病院・外科などで手当を受ける必要があります。
棘が折れて残ってしまった場合は、水で洗って取れそうな場合は棘を取り除きます。
取れない場合は毒を不活性化するためにお湯で患部を温めましょう。
毒はタンパク質なので熱いお湯で変性し、多少痛みを抑えることができます。
ただ、ひどく痛んだり、棘が取れそうにない場合は病院にすぐかかるようにすると良いです。
あまり例は聞かないですが、棘が残ってしまった場合に外科的手術をして取り出すこともあると聞きますね。
ガンガゼカクレエビ
余談ですが、ガンガゼの毒棘をうまく利用している”ガンガゼカクレエビ“という面白い生物がいます。
※大きいものではガンガゼエビという種類もいます。
ガンガゼの棘には毒がある上に刺さるので誰も近づきません。
それを利用してガンガゼの棘周辺で暮らすことで身を守っているのがガンガゼカクレエビです!
ダイビングで一度見たことがありますが、小さい上にものすごく動きが早いので観察はやや難しいかもしれません!笑
これを観察したいときも刺されないように注意して近づく必要があります。
まとめ
・ガンガゼの棘にはタンパク質性の毒が含まれている
・ガンガゼに刺された場合はお湯で応急措置をして医療機関にすぐ掛かると良い
・ガンガゼの棘を利用しているガンガゼカクレエビというエビがいる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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