ヒラムシの生態とウミウシとの違いは?飼育する際に害はある?

ナメクジのように滑らかな体をもち、体表には赤や青の鮮やかな模様がある…。

こんな生き物を海で見つけたら、ほとんどの人は「ウミウシの仲間だ!」と思うのではないでしょうか?

しかし、その生き物が薄っぺらく、厚みのない体を持っているようであれば…それは「ヒラムシ」の仲間かもしれません。

今回はウミウシと似ているようで全然違う、ヒラムシ生態について紹介していきます。

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ヒラムシの生態

ヒラムシは扁形動物門渦虫鋼ヒラムシ目に属する生き物の総称です。

ごく一部の種には触覚のような1対の突起が存在することもありますが、「ヒラムシ(平虫)」や「扁形動物」という言葉が示す通り、その体は平で厚みもあまりありません。

同じ扁形動物の仲間には、生物学の再生実験でよく用いられるプラナリア(ウズムシ)や、庭先などでも見られるコウガイビル、ヒトの寄生虫として有名なサナダムシなどがいます。

ヒラムシに分類されるものはすべて海産で、海底を這ったり泳いだりしながら生活しています。

ヒラムシは表皮から直接体内に酸素を取り入れるため、その扁平な体には心臓、血管、鰓などの器官がありません。

口は腹部の真ん中あたりにあり、そこから続く消化器官が全身に張り巡らされています。

腸がたくさん枝分かれをしていることから、ヒラムシ目は「多岐腸目」と呼ばれることもあります。

口から食べた食物は体中をめぐり、やがて口から排出されます。

肛門がないというのも、扁形動物の大きな特徴の一つです。肉食性であり、貝などの肉を食べて成長します。

ヒラムシとウミウシとの違い

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ヒラムシの仲間には大型の種類やカラフルな体色をした種があり、楕円形の形をしたものが多いことや、ぬめぬめとした滑らかな体を持っていることなどから、ウミウシの類と勘違いされることがあります。

しかし、ヒラムシとウミウシは分類上からもかけ離れた生き物です。

ウミウシは軟体動物であり、口から肛門までが消化器官でつながっています。

心臓や血管、鰓も持っているのです。

ヒラムシに害はあるのか

ヒラムシの仲間には毒をもっているものも少なからず存在します。

ツノヒラムシやオオツノヒラムシなどのヒラムシはふぐ毒として有名なテトロドトキシンを体内に含んでいるのです。

ウミウシのようにカラフルな色を持つヒラムシがいますが、これは「毒をもっています!食べてもおいしくないよ!」という意味の”警戒色”であるとも考えられています。

ヒラムシは飼育できるのか

ヒラムシは海水の水槽で飼育することができますが…ほとんどの場合、海水水槽においてヒラムシは厄介者扱いを受けています。

「ヒラムシを飼育する」ための情報よりも、「水槽に現れてしまったヒラムシを駆除する」情報の方が見つけやすいのが現状です。

環境によっては、サンゴなどに付着していたものが成長・繁殖し、水槽中にヒラムシが大量発生してしまうことがあり、その退治方法が模索されています。

ヒラムシを観賞用に飼ってみたいという場合は、一般的な海水水槽の設備を用意して飼育に挑戦してみましょう。

その際、餌となる貝類などを一緒に入れるのを忘れずに。

まとめ

・ヒラムシは扁形動物の仲間でその体は平らで厚みもほとんどない

・ヒラムシは扁形動物でウミウシは軟体動物なので全く違う生き物である

・ヒラムシの仲間はテトロドトキシンを体内に含んでいるものもいる

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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